突然ですが、皆さん。
あなたが思いつくジブリ作品はなんですか?
必ず上位「天空の城ラピュタ。」
ということで、今回はラピュタの音楽について探ってみましょう!
━━━━━━━━━━━━━━━
ラピュタと聞いて、思い浮かぶ場面はどんな場面でしょうか?
様々な名場面が思い浮かぶと思いますが、
PRポスターにもなっている、こシーンが印象的ですよね。
パズーとシータとの出会いのシーンです。
空から落ちてくるシータを、パズーが受け止める名場面です。
しかし、BGMに注目してみると、
ここで使われている曲は、作品全体であまりにも地味なのです。
一度聴いてみましょう。
3: The Levitation Crystal CitS OST - YouTube
これを聞いて感動したという人は少ないと思います。
およそ1900年ごろに、生まれた「ミニマルミュージック」を元に作られたと言われています。
ここで、簡単にミニマルミュージックについて解説。
「ミニマル」というのは英語のMinimalすなわち、数の少ないことを表します。
必要最低限の物だけ持つ人を「ミニマリスト」といいますよね。
この定義と同じで、「ミニマルミュージック」も、
少ない音の断片をただ繰り返しているだけの音楽になります。
当時のものだとこんな感じ。
HOMMAGE À STEVE REICH - "Two Pianos" (Part I) - YouTube
ミニマルミュージックについて興味がある方は、こちらで解説されているので是非参考にしてみて下さい。
さて、もう一度きいてみましょう。
繰り返されてますね。
この音楽を聴いた時のなんとも言えない感じが不思議さを醸し出しています。
ミニマルミュージックは、アニメ音楽の
実はこの曲が用いられたのはこれ1回きりなんです。
このラピュタの作品自体、
代表曲ともいえる「きみをのせて」が一度も流れていなかったり、後半にはほとんど音楽が用いられてなかったりなど、作品の中の音楽の用いられ方が、いい意味で変なんですよね。
こうやっていろいろ謎を考えられるのも、私がジブリを好きな理由の一つです。
作品のふとしたところに意味が隠されていることが多いので、ぜひ見たことがある作品でも1シーンに注目してみて下さいね!
次回はジブリ音楽編ラスト!
「油屋の不気味さの正体は!?」です。お楽しみに!